カフェフジヌマとつくった「スモールマウンテン オリジナルブレンドコーヒー」

最終更新: 5月25日



わずか6.8坪の当ギャラリーには、コーヒー焙煎機が設置されています。これは当店3軒隣にある「Cafe FUJUNUMA(カフ

ェフジヌマ)」が普段の焙煎に使用しているもの。定期的に焙煎を行なっているため、店内には常にコーヒーの香ばしい良い香りが漂っています。




「カフェフジヌマ」は2013年に栃木県小山市の小山駅西口にオープン。オーナーの藤沼英介さんは、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)に通って焙煎を学び、お店にも本格的な焙煎機を導入します。東京を中心にさまざまなコーヒーショップに足を運んでコーヒーの味を覚えながら、ほぼ独学でコーヒー焙煎にのめり込んできました。


「カフェフジヌマ」が焙煎においてこだわっているのは「豆本来の味を引き出すこと」。それを追求すると自然に焙煎は「浅煎り」になるそうです。コーヒーというと昔から「深煎り」というイメージが日本には根付いて来ましたが、近年のロースターでは「浅煎り」が広まり、コーヒーショップでも浸透し始めています。


今回縁あってロースターとギャラリースペースを共同運営するにあたり、「普段はシングルオリジン(単一品種)での提供にこだわっている『カフェフジヌマ』ならではのオリジナルブレンドを作ろう」という話からブレンドがスタートし、当主も藤沼さんと一緒にカッピングをすることでブレンドを決定しました。


”つくったひと” 焙煎士 ・藤沼英介さん[カフェフジヌマ]



Profile |

1988年栃木県小山市生まれ。

映画監督を目指し、大学卒業後は東京の映画制作会社に就職。

2013年に地元・小山市で「カフェフジヌマ」をオープン。

2015年から自家焙煎を開始。

2018年SCAJ「ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ」5位入賞。



映画監督を目指して東京の映画製作会社で働いていた藤沼英介さんに転機が訪れたのは25歳の時。ご両親が地元・栃木県小山市で「小料理屋をオープンしたい」という夢を叶えるために一時帰郷したつもりが、すっかりコーヒーの世界にのめり込んでしまったそうです。


もともと大のコーヒー好きで、休日はコーヒーショップ巡りをしていた藤沼さんは、東京のあるコーヒーショップの味に衝撃を受けて「自分のお店でもこういう味を提供したい」と考えるように。市場流通の3%にも満たない最高級のスペシャルティコーヒー豆を仕入れて、自ら焙煎することを決意します。とはいえコーヒーショップで働いた経験もない藤沼さんは、仕事の合間に同業者に教えてもらったり、自ら情報収集をすることで自家焙煎への道を模索します。




焙煎機として選んだ「フジローヤル」社の焙煎施設に通いつめ、休日は人気のコーヒーショップに足を運んでトレンドの味を研究。焙煎機が納品されてからは夢中で焙煎を続けました。


「コーヒーといえば深煎り」という嗜好が根付いている日本、そしてコーヒー文化もまだ多様化していない栃木県小山市という土地では、浅煎りへのこだわりはなかなか受け入れられなかったと藤沼さんは振り返ります。時には年配の方に「こんな不味いコーヒーは初めて」と言われたことも。それでも絶対の確信を持って浅煎り中心のコーヒーにこだわり続け、少しずつファンを増やして来ました。



自家焙煎を始めて4年目となる2018年、自分の実力を確かめるために「日本スペシャルティコーヒー協会(SAJC)」の「ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ(スペシャルティコーヒーの焙煎の選手権)」に挑戦すると、初出場で全国5位という成績を修め、一気にコーヒー業界にその名を轟かせます。現在では「カフェフジヌマ」は全国のコーヒー好きの人々の目的地のひとつになっています。


入賞後もコスタリカとエルサルバドルのコーヒー農園に自ら足を運ぶなど、その探究心は加速。その一方で日々丁寧にハンドピックした厳選豆を当ギャラリーのロースターで焙煎を続けています。



「カフェフジヌマ」はコーヒーだけでなく、クラフトビールやスイーツ、そしてフードにも力を入れているお店。そこにはコーヒー好きだけではない多種多様な方が集まってきます。

「コーヒー専門店に行かなくても、多くの人に美味しいコーヒーを飲んでもらいたい」と語る藤沼さんの想いは「カフェフジヌマ」の“New Standard From Oyama”というキャッチコピーにも表れています。


こだわったのは、豆本来の味と浅煎りのブレンド



使った品種はエチオピア産の「ブルボン」と「ティピカ」のナチュラル精製処理、エルサルバドル産の「パカス」のウォッシュド精製処理。それぞれの豆の焙煎は浅煎りと中煎りにしたもので、「カフェフジヌマ」ではそれぞれをシングルで提供していますが、今回はそれをブレンドすることでまた異なった魅力を引き出すことができました。



グレープやブルーベリーのような果実味、後味はヘーゼルナッツのような甘さがバランスよく口に広がります。浅煎りが苦手な方でも馴染みやすい、心地よいボディ感のブレンドに仕上がっております。ぜひご家庭でご賞味ください。



このブレンドは雑誌『BRUTUS(ブルータス)』2020年2月1日発売(2020 / 2 / 15号)の「ブレンドとモーニングコーヒー」特集内の小冊子「42 BLEND BEANS BOOK(おいしいブレンド豆全国から42種)」に選ばれ、掲載いただきました



品名 : カフェフジヌマ× スモールマウンテン オリジナルブレンドコーヒー

分量 : 200g

価格 : ¥2,000+tax

※ 焙煎後1週間以内の豆のみを販売しております。


[ブレンドに使用している豆について]

Ethiopia -Wolichu Wachu- Grade 1

地域:Haro Wachu,Uraga,Guji

農園:Various smallholder farmers delivering to“the Wolichu Wachu washing station”

品種:Bourbon,Typica

標高:2,100~2,300m

生産処理:Natural


El Salvador Regional Select -Chalatenango- Pacas

地域:Chalatenango

農園:Various smallholder farmers

品種:Pacas

標高:1,200~1,900m

生産処理:Fully Washed

味の特徴:青リンゴのようなフルーティーな酸味を感じ、アフターは紅茶のように爽やかで口当たりはマイルド。雑味のないきれいなコーヒーです。


味の特徴

ピーチやメロン、マスカットのような優しく透明感のある甘さが特徴。果実をかじったように、口いっぱいに広がるフレーバーが楽しめます。

(参考『BRUTUS』掲載のテイストチャート : 甘み 4 / 酸味 3 / 苦味 1 / 香り 5 / コク 3 )


[おすすめの抽出方法]

挽き目 : 中粗挽き

ハンドドリップ : HARIO V60使用の場合

コーヒー粉 : 14g(お湯240mlに対して)

お湯の温度 : 92℃〜94℃


[淹れ方]

中粗挽きで挽いたコーヒー粉をペーパードリッパーに入れ、お湯を60ml投入。

92℃〜94℃のお湯を4回に分けて注ぐ。(1回ごとに40秒間蒸らしてください)

2分40秒でドリッパーを外してカップに注いでお飲みください。


このブレンドはアイスでもおたのしみいただけます。「アイスドリップのつくりかた」はこちらをご覧ください。


当ブレンドは店頭もしくはウェブストアにてお買い求めいただけます。


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