当店でオリジナルブレンドを販売し始めたときに、店主の友人の何人かに豆をギフトしました。挽いてしまうと鮮度も早く落ちてしまうので、豆の状態でプレゼントしたのですが、3人にひとりくらいから「コーヒーミルを持っていないからこの機会に買います！」とか、「ハンドミルがあるけど、実際に挽いてみたらえらく時間がかかって手が疲れたよ...」という声が聞こえてきました。特にコーヒー好きの人に限定せずに贈ったので、これが割と一般的な家庭のコーヒー事情なのかもと感じました。
店主個人は家に小さなハンドミルがあるのですが、ここ最近は店内の業務用グラインダーで一瞬で挽けるので、家では使っていませんでした。確かにハンドミルって挽いている時間はなかなか楽しいけど、時間に余裕のない時はちょっとしんどいですよね。
電動ミルは3000円くらいで一般的なのものがありますし、「ただコーヒーを挽くだけのもの」でいい人には正直それくらいでも良いと思います。
今回紹介するのは、当店で取り扱うことになったコーヒーにかなりのこだわりがある方向けのグラインダー、［Wilfa（ウィルファ）］という北欧ノルウェー生まれのメーカーの「Wilfa Svart Nymalt（ウィルファ スヴァート ニマルト）」という製品です。
どうです、この見た目のスタイリッシュさ。
メカ好き、クルマ好き、appleのMacintoshなんかも好きな人は、結構この見た目にグッと来てしまうのではないでしょうか。店主もその一人です（笑）。当店内に焙煎機を置いている「カフェフジヌマ」で取り扱いが決まったということで見せてもらって一目惚れ。当店でも試飲用コーヒーの提供に使用しつつ、展示販売をすることにしました。
［ウィルファ］はコーヒー文化の成熟した北欧で親しまれてきたメーカーで、この「ウィルファ スヴァート ニマルト」は家庭用としてはかなり本格派のもの。17段階の粒度設定（挽き目の設定）、挽き時間の設定も簡単に設定できるようになっています。
使い方は至ってシンプルです。まず必要分量の豆を上部の蓋を開けて投入。蓋をします。
そして次に「挽き目」を設定します。「フレンチプレス」、「フィルター」、「エアロプレス」、「エスプレッソ」などの目安が設定されていますので、その時に挽く豆の抽出方法に合わせて上蓋の部分をカチカチと回します。17段階も設定できるのがこのモデルの特徴。
そしてこのダイヤルで挽き時間を設定します。10秒から30秒まで設定が可能。設定ができたら上の「GRIND」というボタンを押すだけです。
するとこのように、挽いた豆が左下の粉受けカップに出てきます。
こだわりのある人がコーヒーを挽く際に気にしていることは、挽く際に熱が発生して風味に影響が出てしまうこと。「ウィルファ スヴァート ニマルト」の刃の部分は、熱の発生を抑えてコーヒーの風味を保つように設計されているので、その点も安心です。
この［ウィルファ］のグラインダーには２種類のモデルがあって、写真の当店取り扱いのモデル「Nymalt（ニマルト）¥20,000＋tax」は”ACモーター”が搭載されていますが、ワンランク上の「Aroma（アロマ）¥22,000+tax」は”DCモーター”が搭載され、更に低速で挽くことができるようになっています。
よりこだわる方であれば2000円の差なんてものともせずに「アロマ」の方を選ばれると思うのですが、当店では2000円安い「ニマルト」を取り扱うことにしました。その決め手はずばり見た目（笑）。
なぜメーカーの方で色を分けたのか分からないのですが、「アロマ」のボディは黒1色。もちろん黒１色もスタイリッシュですが、この光沢ある「ニマルト」のシルバーボディの方がパーマネントな雰囲気を感じました。モーターの差は確かにありますが、家庭用のグラインダーとしてはこれで十分だと思います。
さっそくウェブストアの方でも買えるようにしていますが、「コーヒーを挽くだけ」の機械に2万円（+税）は高価なもの。「実機を間近で見てみたい」という方はぜひ当店までお越しください。このマシンで挽いた豆で試飲用コーヒーもご用意しています。
当店でこの器具をお買い求めいただいた際には、「スモールマウンテン ブレンド」200gをサービスいたします。ただしご注文いただいてから１週間前後のお時間を頂戴しますことなにとぞご容赦ください。
※ 同じ［Wilfa］のコーヒーメーカーの取り扱いも開始しました。こちらの記事もご覧ください。
Wilfa Svart Nymalt（ウィルファ スヴァート ニマルト）
¥20,000+tax
［サイズ等の情報］
本体寸法 : W17.2 ×D12.6 × H28.5cm
本体重量 : 2,000g
消費電力 : 150W
電圧/周波数 : 100V-50/60Hz
コード長 : 0.8m
回転数 : 25,000rpm
コニカル刃 : ステンレス